公開日: 2026年10月19日。この記事はHide Photos(旧称 Photo Vault)の開発者が運営しています。
最初に知っておきたいこと
AppleのクイックスタートやiCloudバックアップは、iPhone全体の移行に便利です。ただし、重要なプライベートデータを専用Vaultだけに保存している場合は、移行方法を1つだけに任せず、アプリ内の暗号化バックアップも事前に作成しておくと確認しやすくなります。
機種変更前の5ステップ
- 旧iPhoneでVault内の写真・動画が正常に開けるか確認する
- アプリ内から暗号化バックアップファイルを作成する
- バックアップファイルを「ファイル」App、外部ストレージ、または自分で選んだ保存先へ保管する
- 新しいiPhoneにHide Photosをインストールし、バックアップを読み込む
- 写真・動画が開けることを確認してから、旧iPhoneを消去する
Hide Photosのバックアップは自動クラウド同期ではない
Hide Photosは、Vault内のデータを暗号化したバックアップファイルとして書き出します。写真や動画そのものを当社サーバーへ自動アップロードして保管する仕組みではありません。バックアップファイルの保存先と管理はユーザー自身が選びます。
ファイルをiCloud Driveなど外部サービスへ保存した場合、そのサービスの保存・同期ポリシーが適用されます。
PINとバックアップファイルを別々に管理する
復元には正しい認証情報が必要です。開発者がサーバー側からPINや暗号化データを復元することはできません。バックアップファイルを共有相手へ送ったり、PINを同じ場所に平文で保存したりしないでください。
旧iPhoneを消去する前のチェック
- 新しい端末でバックアップの読み込みが完了している
- 写真だけでなく動画も再生できる
- 必要なアルバムやMomentが表示される
- 新しい端末のPINとFace ID設定を確認した
- バックアップファイルの予備を安全な場所に保管した
アプリを削除してからでは遅い場合がある
Vaultのデータはアプリ専用領域に保存されます。バックアップを作成せずにアプリを削除したり、旧iPhoneを初期化したりすると、端末内のデータを失う可能性があります。必ず削除・売却・下取りの前に復元確認まで済ませてください。
Appleの移行方法も併用する
Appleは、クイックスタート、iCloudバックアップ、MacやWindowsで作成したバックアップから新しいiPhoneへデータを移す方法を案内しています。iPhone全体の移行を行ったうえで、重要なVaultデータはアプリ内バックアップでも確認するのが安全です。
まとめ
機種変更では、旧端末で暗号化バックアップを作成し、新端末で復元を確認してから旧端末を消去します。Hide Photosは自動クラウド保管を行わないため、バックアップファイルとPINの安全な管理が重要です。
参考:Apple「クイックスタートを使って新しいiPhoneやiPadにデータを転送する」、Apple「iCloudバックアップの対象となるもの」